国民健康保険料(国保)の納税義務者は世帯主!世帯主課税のメリット・デメリットは?

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自営業を営む夫を持つ自営業妻コミィです。わが家は夫の両親と同じ敷地に暮らしています。

家は別々なので生計も別ですから、世帯を分けることもできます(世帯分離)。それをしないのは、国民健康保険料の平等割(世帯割)と、隣組のお付き合い(お葬式の手伝いなど)が二重になってしまうから。

結婚したときは別世帯でやっていくつもりでしたが、夫の両親のすすめで同じ世帯にすることになりました。嫁としてはなんとなく抵抗がありましたね。

国民健康保険料が世帯主に支払い義務があることとに対しては、いまだに違和感を感じています。そんな自営業妻歴10年の私が感じている、世帯主課税のメリット・デメリットを紹介します。

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国民健康保険料(国保)の納税義務者は世帯主なんです

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国民健康保険料(国保)は世帯主に課税される税金です。納税通知書もわが家では義父(夫のお父さん)に届きます。

以前はわが家(子世帯)の負担分を義母に渡して支払ってもらっていました。

義父はすでに後期高齢者になってしまったので、国民健康保険(国保)に加入しているのは義母だけです。子世帯のわが家は子供3人になり負担額も大きくなりました。そこでわが家の方で納税通知書を管理することに。

7月に国保の納税通知書が届くと義母は自分の分の国保料1年分をそえて、納税通知書をわが家に持ってきます。そこからわが家の苦難の支払いが始まるというわけです。

支払いはわが家の裁量に任されていますが、支払いが遅れると督促状が義父に届いてしまいます(苦笑)。

夫にとって私よりも義母の方が怖い存在なので、夫が必死に国民健康保険料(国保)を支払ってくれてありがたいと思うことにしています(嫁としてはかなり恥ずかしいことですが・苦笑)。

世帯主が会社員で社会保険だったとしても、家族に国民健康保険(国保)の人がいると納税義務者になってしまうので注意が必要です。

国民健康保険(国保)の世帯主課税でメリットに感じることは?

夫の両親と同じ世帯にしているわが家の場合のメリットを考えてみました。

世帯ごとにかかる平等割を節約できる

私が住んでいる市ですと世帯ごとに平等割が年34000円かかります。この平等割は昔は世帯割と呼んでいました。

夫の両親と別世帯にすると、年34000円を別に支払うことになるので、同じ世帯にすると34000円節約したことになります。

国民健康保険(国保)には上限金額がある

国民健康保険料(国保)には上限が決められています。わが家の市の場合は年85万円です(年々引き上げられています)。

たくさん収入があっても85万円以上にはならないというのは高所得者にとってはメリットの高いシステムです。国民健康保険料(国保)は世帯主課税なので、世帯員(家族)が1人でも10人でもこの上限は同じというのがスゴイ!

もし家族で自営業をしていて、親世帯と子世帯、それぞれに高い収入があるとします。別世帯になっていると上限85万円を2件分支払うことになりますが、同じ世帯になっていれば上限85万円だけで済んでしまいます。

家族に国民健康保険(国保)加入者が複数いて、それぞれに収入が高い場合には、同じ世帯すると大きなメリットになりますよね。

わが家の場合は、自営業は夫が始めたので、義父は元会社員で今は厚生年金で暮らしています。夫の自営業もそんなに儲かったことはないのでこの恩恵には気づきませんでした(苦笑)。

わが家の近所で家族で農業をしているご家庭があるんですよ。息子さんは結婚して別の場所に住んでいるのに、親と同じ家に住んでいることになっているのです。隣組の役員をすると住民票ベースで届け物があるので内情が分かってしまいますよね。

うちみたいに同じ敷地に住んでいるなら分かりますが、別の場所に住んでいるのに住民票を移していないのは不思議ですよね。平等割を節約するためにしては、子世帯は子供達の学校のことなど不便が多いのではと思っていました。

平等割は節約できても年34000円ですが、もし上限85万円が気になるぐらい高収入だったとしたら・・・。この節税効果は大きい!農業だと国民健康保険(国保)ですから、国保料の上限を活用して節税のために不便でも同じ世帯にしているかもしれませんね。

それから農家の場合には、跡取り(後継者)がいるかどうかが重要みたいで、「それで一緒に住んでいることにしてるんだ」と農家のおじいちゃんが教えてくれたのですが、説明を聞いてもイマイチよく理解できませんでした(笑)。補助金などが違ってくるのかしら?

未成年の子供を扶養している場合には家族であることがメリットになるのはいいと思います。でも、いい大人になったらそれぞれ個人で責任を取れるようなシステムにしていった方がいいと思いませんか?

この国民健康保険料(国保)の世帯主課税には平等割の節約や、上限金額を活用した節税のメリットがあったとしても違和感を感じてしまいます。

国民健康保険の計算方法についてこちらの書いています。
>> 国民健康保険料(国保)の計算方法は複雑!市町村によって大きな差があります

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国民健康保険(国保)の世帯主課税でデメリットに感じることは?

わが家は夫の両親と同じ世帯になっているので、嫁である私が感じたデメリットを紹介します。小さな事ばかりですが、以外と気になるという事ばかりです。

保険証に義父の名前が載ってしまう

国民健康保険(国保)では毎年10月に新しい保険証になります。普段はあまり気にしないのですが、新しいものと古いものを交換するときにじっくり見てしまうのが「世帯主氏名」のところにある義父の名前。

私のにも子供達のにも全部に義父の名前が入っています。嫁としてはなんとなく違和感を感じます(苦笑)。

蛇足ですが、世帯主は義父なので夫の続柄は「子」、私の続柄は「子の妻」、子供達の続柄は「子の子」になります。住民票を取るとこんな続柄がでてくるのも違和感です。

通院した病院名が義父母にバレてしまう

国民健康保険(国保)でも会社の保険でもそうですが、「いつ、どの病院に行って、いくらかかったか」がぺろっとめくるハガキで世帯主宛に通知されています。

実は1人目の長男のときにこれが元でケンカになりました(苦笑)。

夫の両親は自分のかかりつけ病院に長男を連れて行ってほしかったようなのですが、私は新しくできた小児科に連れて行きたくって。インターネットで予約ができるし、小児科専門の方が待合室で騒いでも気を遣いませんから。

夫の両親のかかりつけの病院も小児科併設していたけど、患者さんが少なくていつもヒマなの。微妙でしょ。長男は1歳過ぎまで体中に湿疹ができて大変だったのですが、これも夫の両親おすすめの皮膚科を勧められまして。私は小児科で十分だと思って行かなかったのね。

夫の両親のアドバイスは適当に返事だけしてごまかしていたのですが、私がおすすめの病院に行っていないことがバレてしまったのです。この通知ハガキによって(汗)。

子供の病院のことは今にとなっては笑い話ですが、もし自分が不妊治療で婦人科に通っていたり、精神的に辛くて心療内科に通っていたりしたら、これって夫の両親には内緒にしておきたいですよね。

これって重大なプライバシー問題だと思いませんか? 嫁としては大きなデメリットです。

出産育児一時金が世帯主(義父)の口座に振り込まれてしまう

出産すると40万円ぐらい支給されますよね。長男のときは私はギリギリまで会社員だったので自分の健康保険で手続きして自分の口座に振り込みされました。

2人目以降は国民健康保険(国保)だったので、義父が手続きをして受け取るということになってしまって。出産育児一時金が義父の口座に振り込まれるって大問題ですよね。夫の両親はお金には固いのでなくなる心配はないけれど、手間と迷惑をかけてしまいます。

ちょうど、2人目のときは病院でその差額分だけを支払えばいいというシステムが簡単にできるようになったときだったの。急いでその手続きをしました。その申請書にも義父のサインと印鑑が必要なのよ(苦笑)。

2人目までは夫の両親も孫の誕生を喜んでくれましたが、3人目のときは微妙でしたね。反応が冷たかったわ(苦笑)。なんとなくな雰囲気の中、手続きで夫の両親をわずらわせることになるのは、嫁としては避けたいというのが本音です。

これも嫁としては大きなデメリットでした。

国民健康保険料(国保)の滞納者が世帯主(義父)になってしまう

わが家の場合、振込用紙を渡されて自分たちで支払っているので、支払いが遅れたときは義父に督促状が届いてしまいます。

私がお金の管理をしていれば大問題でしたが、今は夫がお金の管理をしているので私の責任ではありません。夫がしっかりと国民健康保険料(国保)を支払うための抑止力になっていると思うようにしています。それでも義父母の手前、かなり恥ずかしいですけど。

もし、わが家のように生計が別なのに同じ世帯になっている場合には気をつけた方がいいですよね。お金に困っていたり、支払いにルーズな家族だった場合には、世帯主の方はとても苦労することになってしまいます。

こうなってくると平等割(世帯割)の節約なんて言っていられないので、「世帯分離(一緒に住んでいても世帯を分けられる手続き)」をして各自で責任を果たせるようにした方がいいと思います。

国民健康保険料(国保)の社会保険控除を世帯主に全部使われてしまう

国民健康保険料(国保)を支払っているのは世帯主ということになっているので、基本は世帯主が確定申告のときに社会保険控除に使えます。わが家のように個別に負担しているときは、事前に分割額を決めてバラバラに控除をつかうことができます。

わが家では、まじめな義父はすぐに確定申告会場に行って、控除額すべてを先に使ってしまうという事件が続いています。はい、これはわが家のコミュニケーション不足です。夫に頼んで改善してもらいたいのですが、夫も面倒くさがって説明してくれないの。夫の父は高齢なので控除がどうこうは理解できないとうこともあるようで。

わが家も収入が少ないときは社会保険控除は気にしないのですが、収入が多いときは年間50万円近い控除があるのとないのとでは大きな差ですよね。私からしっかりものの義母に説明したことがあって、そのときには理解してもらえたのですが・・・。

義父の確定申告は確定申告会場に行って丸投げしてくるだけなので、中身を理解してしているわけではないの。向こうのお役所さんがやんごとなきように手続きしてくれて絶対的な信頼を置いているわけです。滞納常連のお金にルーズな息子世帯が何を言っても聞く耳持たず・・・ですよ。

あ~あ、社会保険控除をわが家にも使わせてくださ~い。

国民健康保険(国保)の世帯主課税ってどう?

私の個人的な意見としては、国民健康保険(国保)の世帯主課税というのは時代に合っていないと感じます。お金の面ではメリットがありますが、精神面ではデメリットが大きいです。

私が結婚した頃は国民健康保険料(国保)の明細が大雑把だったのですが、最近は個人ごとの金額の内訳が分かるようになりました。これも個別の金額を知りたいという希望が多数あったからだと思います。

保険証も昔は一家で1枚だったけど、今は個別ですものね。

所得税や住民税、国民年金(これも税金の一種)は個人が基本になっているので、国民健康保険(国保)も個人が基本になってくれればいいなと思っています。

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