自営業(個人事業主)の消費税は簡易課税と本則課税どちらが節税?

eyecatch19

わが家は夫が一人でやっている自営業ですから売上高はそれほど多くありません。ただ、動かすものが大きい建築業なので、たまに売上高が1000万円を超えてしまい、消費税を支払う権利をいただくことになります(そんな権利は要らないわ・笑)

消費税の納税金額を計算する方法には2種類あります。簡易課税制度本則課税制度です。

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白色申告のときは簡易課税制度で納税しました

簡易課税制度は課税売上高が5000万円以下の場合に利用でき、届出が必要です。簡易課税の届出をしないと本則課税制度で計算することになるので、きちんとした帳簿が必要になります。

小規模な自営業ですと、税務署は簡易課税制度をお勧めしてくれます。わが家が初めて消費税を支払ったのは白色申告をしていた時だったので、簡易課税制度の選択をしました。

「消費税課税事業者届出書」と「消費税簡易課税制度選択届出書」を同時に提出しました。

簡易課税制度ですと、名前の通り、簡易に消費税を計算することができます。課税売上高さえ分かっていれば大丈夫。後は、事業の内容によってみなし仕入れ率が決まっていて、支払う消費税の金額は自動的にきまってきます。

みなし仕入れ率は5種類あります。

 
第一種事業: 卸売業 90%
第二種事業: 小売業 80%
第三種事業: 農業・林業・漁業・鉱業・建築業・製造業 70%
         電気業・ガス業・熱供給業・水道業 
第四種事業: 飲食業・金融業・保険業など 60%
第五種事業: 不動産業・運輸通信業・サービス業 50%

 

わが家は水道業なので、みなし仕入れ率は70%です。単純に考えると、1000万円売り上げがあったら、700万円が仕入れで、300万円が利益ということ。300万円の利益に対して消費税がかかるので、300万円×5%=15万円を納税することになります。

実際は控除等もあるので、もっといろいろ計算をして、中途半端な納税額になりますけど。いくら払わなければいけないの?というのが一番の関心事なので、金額の目安を知るのには、この程度の知識で十分です(笑)。

わが家では、白色申告をしていたときに簡易課税制度を利用していて、手書きで申告書を作成しました。手引きを見ながら一生懸命に計算しましたが、税務署に提出しに行ったら見事に間違っていました(苦笑)。

その場で、税務署の方が正しい申告書をささっと作成・印刷してくれて、こんなことなら白紙のまま持ってけばよかったなぁって思ったものです。

消費税の申告締め切りは確定申告よりも1週間ほど長いので、3月15日以降に行けば税務署でも時間がかからずに対応していただけます。

国税庁のホームページでも指示通りに入力していけば簡単に計算できますよ。

青色申告にしてからは本則課税制度にしました

本則課税制度で消費税を計算するためには、きちんとした帳簿が必要です。青色申告になればきちんとした帳簿をつけることになるので、
青色申告を始めるときに、簡易課税制度をやめて本則課税制度に変更しました。

これまた面倒なことに「消費税簡易課税制度選択不適用届出書」を提出しました。さらに面倒なことに簡易課税は2年間継続して適用した後でないと、やめることはできず、申告をする1年以上前(課税対象期間が始まる前)に提出しておかなければなりません。消費税のことを考えるときは、私はいつも図を書いて、やっとのことで理解しています(笑)。

本則課税の場合の計算方法はかなり面倒です。手書きの場合は。でも、わが家ではe-Tax(イータックス)を利用しているので、ラクチンでした。

簡易課税制度と本則課税制度のどちらか得かというのは、素人が判断するのは難しい問題です。ちょうど税理士さんに無料で相談する機会があったので、確定申告書をもとに計算してもらった結果、わが家の場合は本則課税のほうが納税額が少なくて済むことがわかりました。

簡易課税だと消費税は支払うだけですが、本則課税ならば逆に払いすぎていた消費税が戻ってくることもあります。

私はやよいの青色申告というソフトを利用していますが、消費税の申告にも対応しているので、簡易課税と本則課税の両方で計算すれば比較できます。

ただ、簡易課税にするにしても、本則課税にするにしても、申告する1年以上も前に届出が必要なので、納税する金額が決まってから切り替えることはできません。

何年分か計算してみて、どちらの制度を使うか判断するか、やはり税理士さんに相談することをお勧めします。税務署主催の相談会などを利用すれば、無料で税理士さんに相談できます。

一般的に消費税がかからない経費が多い方(従業員の給与など)は簡易課税の方がお得なるケースが多いようです。

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消費税のこぼれ話。実は3000円しか変わらなかった(笑)

その年の売上の中身や経費の中身によって本則課税の場合は支払う金額が異なりまず。簡易課税のときに、もし本則だったら3万円ほど消費税が節税できたと税理士さんに試算してもらったので、私は次は本則課税にすることにしたの。

結局、本則課税にした年の売上で消費税を計算したら、簡易課税でも本則課税でも納税額は大差がなくて、なんと差額は3000円。本則課税のほうがチョコッと安いだけだったのよね。

それでも、3000円安かったのだからよかったじゃない!と思いたいところですが・・・。やよいの青色申告の入力方法を間違っていたせいで、正しい消費税が出せなかったから、本当に苦労したのよね。

参考記事:同じ苦労を数年後に体験することになります。その時にもっとしっかりと覚えておけばよかったと反省しました。
>> 消費税の申告でトラブル!帳簿ソフトが使えず手計算【2015年確定申告】

どんな風に間違えたかというと、課税と非課税を入れる欄があって、私はそれが選べるときはまじめに入力していたのですが、入力しなくてもいいところもせっせと入れていたのね。税理士さんも「やよいの青色申告」のソフト自体で入れられないように設定してくれればいのにと言っていたので、税理士さんの事務所でもミスしたことがあるようです(笑)。

記憶はうろ覚えなのですが、売上高と売掛金のページでミスが見つかって、税理士さんになおしてもらいました。このミスは税務署主催の無料相談が終わった後に見つかったので、同じ税理士さんに電話してきてもらい、有料で2時間ほどレクチャーしてもらいました。その金額は2時間で5000円。

そのときは、自分ではお手上げだったので5000円支払って何とかしてもらってホッとしたのですが、5000円支払ったのに、本則課税にしても3000円しかやすくならなかったので、実際には2000円のマイナスだったのよ~!

さらに、追い討ちをかけたのがイータックス。やよいの青色申告で消費税をやっと計算したのに、イータックスの入力画面に行ったら、苦労してだしたやよいの青色申告の消費税の計算はまったく使わなくて済んでしまったのです。青色申告の決算書さえあれば、イータックスの画面で簡単に消費税を計算して申告することが出来ちゃったの。

結局はやよいの青色申告のソフトに振り回されただけだったというわけ。こんなことなら簡単な簡易課税にしておけばよかったと思ったのですが、イータックスなら簡易課税でも本則課税でも手間は大差がないので、これからも本則課税にしていくと思います。

3000円節税するために5000円を支払う結果になったこの出来事。トラブルがあるたびに色々勉強できるので、いい経験だったということにしておきます。

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