お正月にかんぽ生命から年賀状が届きました。年賀状が届いたのは初めてかも。「簡易生命保険誕生100周年」の節目の年なので特別に契約者に年賀状が届いたのかな。
私も子供の頃からの保険は郵便局の簡易保険でした。実家の母が簡保が大好きだったせいです。今でも1つだけかんぽ生命が残っています。
郵便局は民営化されてかんぽ生命になりましたが、今でもとても人気が高いですよね。
※ V6井ノ原さんがイメージキャラクターをしていらっしゃいますが、お顔は念のため隠させていただきました。楽天やアマゾンで雑誌を買おうとすると、ジャニーズの方が表紙の時は塗りつぶされていますので。
私の母が郵便局の簡易保険に加入した理由は?
私の母は保険が大好きで、郵便局の簡易保険をたくさん掛けていました。おかげで全く貯金をする余裕がなかったようです(苦笑)。
母に簡保を選んだ理由を聞いてみると、窓口でたまたま勧められたのがきっかけだったみたいです。郵便局で勧められた時と、ちょうど保険に入りたかった時期が重なったと言うことですね。
保険に入りたい人以外の人もやってくる郵便局。他の保険会社に比べてお客様に接触する機会が多いのは、郵便局側のメリットの一つです。
その当時、郵便局の窓口で毎月の保険料を支払っていましたから、1つめの保険料を支払いに行くと、次の保険を勧められるというパターンで、芋ずる式に保険に加入することになったと思われます。
うちの母は、保険に加入したときに説明メモまで大事に取ってありました。「50才で100万円受け取れます」などとが書いてある郵便局員が手書きしたものです。入院保障などはオマケみたいな感じで、貯金がわりにと勧めていたのかな。
いつもの慣れた郵便局のスペースで、優しく丁寧に保険について説明してくれるのですから、保険に対する敷居は低いですよね。
説明メモまで取ってあったのに保険の内容については、理解していなかったみたい。色々と失敗をして反面教師になってくれました。
私が子供の頃は世はバブルです。あのとき保険ではなく郵便局の定期貯金にしておけば10年後には倍になったものを。あ~あ、勿体ないと今でも思います。
私がかんぽ生命で加入している保険についてはこちらに書いています。

学資保険は郵便局か農協で!田舎の定番です
ママ友と学資保険の話になったときに、郵便局と農協で加入している方が多いのに驚きました。皆さん、親に勧められて加入したそうです。
中には保険料を親が払ってくれているうちもあって、それはそれでうらやましい限り(苦笑)。
私の母も郵便局の簡易保険大好きでしたから、親世代がかんぽ生命を勧めてくるのは納得です。さらに、今住んでいるところは、農家の方が多い田舎なので、農協の保険が思いのほか強いです。
郵便局と同様に農協も保険以外の目的で行くことが多いところです。貯金も保険もあるし、自動車も売っていて修理部門もあるし、アパート経営もおすすめしているから不動産業も取り扱いあり。本当に何でもやっているのです。
都会の方が思うよりも地方の農協の役割や影響力は強いと思います。
馴染みのあるところで、いつものお姉さんに保険を勧められると、「いい商品だな」と思う確率はUPしそう。だって、最初から信用しているんですもの。
中には「いつもお世話になっている方のために保険に入ってあげたい」と思う人までいそうです。
世の中の保険のイメージってよくないのかも
保険というとどんなイメージを持っていますか?いざというときに役立つ保険ですが、その入り口のイメージはあまりよくないのかもしれません。
例えば、保険で思い出すのが社会人になったときのエピソード。
新入社員研修のときに、研修室でお弁当を食べていたら、押しのついよいおばさまに取り囲まれた思い出があります。会社にズカズカ入ってきてアメを配りながら加入を勧めてくるイメージが強い!
それから、ちょっとパンフレットをもらいたかっただけなのに、何度もお昼休みに会社にやってきて勧誘されたりとか。
私が就職活動をしていた頃は、損保(損害保険会社)はいいけど、生保(生命保険会社)はつとまらないから止めておいた方がいいというアドバイスが飛び交いました。それも保険に良いイメージがない原因になっているのかも。
今ではそんな時代は終わって、損保も生保も垣根を感じることがなくなりました。会社名は別になっていますが、同じ系列で生保も損保も入れる時代です。あのアドバイスは役立たずになったというわけですね(苦笑)。
私は保険に対して怖いイメージを持ってしまったわけですが、その後にお仕事で損害保険(自動車保険)を扱うことになって、保険に対して色々な角度から学ぶことができました。
保険会社さんとお話しする機会も多かったですし、営業の立場も経験できたのも大きいです。
保険に対して、怖いイメージは少なくなりましたが、やっぱり押しが強すぎる営業担当は苦手だなと思います。
でも、押しがないと「やる気がない」感じもするので、ある程度一生懸命な方から保険に入りたいという気持ちもあります。もちろん、商品知識があるのは絶対です。うるさいお客様ですみません(苦笑)。
保険を選ぶのに必要なのは安心感と信頼感
田舎では郵便局と農協の保険は絶大なる人気です。しつこい営業をされない感じだし、自分で窓口に行って手続きできるという手軽さも魅力です。
やはり安心感が強いのかな。民間の保険会社と違ってつぶれないイメージがあるのでしょう。
でも保険商品自体を見てみると、必ずしても1番ではないですよね。
自分で保険を選ぶにはそれなりの手間が必要ですから、その過程で安心や信頼が得られるがします。自分で保険の中身を調べて納得できれば、安心と信頼を感じることができるということです。
私の母は子供に「あーしなさい、こーしなさい」と指示してくるタイプではありませんでした。かえって「どうしたらいいと思う?」と私に頼って相談してくるほどです。進路も自分で考えて決めてきましたし、反対されたことはありません。
ですから、私にとって親の言うとおりに保険に入るという選択肢はなかったのですが、そのおかげで自分で調べて納得した保険を選ぶことができましたし、これからもそうしていきます。
子育てやお金の面で親に助けてもらっているママ友を見るとうらやましいなと思う気持ちもあります。私には自分で考えて行動する機会を与えてもらったと感謝すべきなのかもしれませんね。
漠然とした安心や信頼ではなく、自分で調べて納得した安心や信頼を大切にしていきたいと思います。