家族(母親)が短期入院しました!医療保険の保障内容を確認&入院費用も公開

母の医療保険

40代主婦のコミィです。先日、実家の母(60代・独身・一人暮らし)が一泊二日の短期入院をしました。

母の入院を経験してみて、加入している医療保険の内容を確認するとともに、いろいろなことを考えたので、記録しておきたいと思います。

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母親の入院費用は?

結石を摘出する手術で、入院当日に手術、一晩入院して経過観察をし、翌日10時には退院という内容。病院の滞在時間24時間という短い入院でした。

入院費用は37820円でした。母は市町村の国民健康保険に加入していて、自己負担は3割。個室等のオプションなし。

入院の前に1回通院をしていて、その時に10000円くらいかかっているそうです。入院は前もって予約していたので、パジャマなどは母が自分で用意しており、私の手出しはなし。

私は入院するときと退院するときに付き添いました。私は時給が発生するような仕事ではないので、仕事を休んで給料が減るという事態にはなっていません。

今回の入院で思い出したのは祖母(母の母)と叔母(母の姉)のことです。

私の祖母と叔母は車の免許を持っていなかったので、病院に行くときにはいつも私の母が送迎をしていました。母はパートを休むので給料が目減りしてしまいます。私は子供ながらに、「タクシーを使ってくれればいいのに」と祖母と叔母に対して思っていたのです。

今回、短期入院であっても母は気弱になっていました。手術が決まった日から大騒ぎをして電話をかけてきたほどです。そう考えると、タクシーではなく、母に送迎をしてもらいたがった祖母の気持ちもなんだか理解できるような気がします。

祖母と叔母やすでに亡くなっており、二人とも母が看取ったようなもの。たかが一泊二日ですが、病気の家族に付き添うことについて、考えさせられた出来事でした。

加入している医療保険の内容を確認

私は自分の母親の医療保険に加入しています。結婚前からなのですでに10年以上掛けていて、保険料は私が支払っています。

加入したきっかけは、当時、母の掛けていた簡易保険(郵便局)の保険が次々に満期になったこと。母は貯金代わりにしていたようですが、私はその保険のかけ方に疑問を感じたのです。

母には終身の医療保険が必要なのでは?と思い、医療保険に加入しました。

私は母子家庭に育っていて、母の生活はいつもギリギリ。貯金をできる性格でもないので、将来のことを考えると、自分の負担を減らすためも保険に入っていたほうが安心できます。

保険料と入院日額

この医療保険は平成15年に加入していますね。

保険料は年払いで45230円。ひと月あたりに換算すると3769円になります。私は保険に加入するときはいつも年払いで、保険料は毎月積み立てして準備するタイプです。

入院日額は5000円。入院支払限度日数は120日。通算入院支払限度日数は1095日です。

免責期間4日を付けた理由

母の医療保険を選ぶにあたって、毎月の保険料はできるだけ抑えられるように工夫しました。当時は結婚前でしたが、自分の収入がなくなっても何とか支払える金額にしたかったからです。

母の年齢は50代になっていましたから、それなりに保険料は高くなってしまう状況でした。

保険料を抑えるため方法としては、入院日額は15000円、12000円、10000円、8000円、5000円と選べましたが、一番低い5000円にしました。

そのほかの方法として、この3つも検討しました。

1. 入院支払限度日数120日をもっと短くする。
2. 通算入院支払い限度日数1095日をもっと短くする。
3. 入院1日目からではなく、4日の免責をつける。

私はいざという時に役に立つ保険にしたかったので、一番大変な時に役立つ内容になるように注意しました。

短期の入院ならば貯金で何とかなりそう。でも、長期入院になったら貯金を切り崩す生活に不安を感じるはずです。

いざという時は、入院した時ではなくて、入院が長期にわたった時。

そう思って、保険料を抑える方法の中から、免責4日を選びました。保険会社の方には、最近は短期入院が多いので、入院支払い限度日数120日を短くしたプランをおすすめされましたが、自分の意志で免責4日をつけました。

ちなみに、自分の医療保険は免責4日は付けずに、1日目から出る内容にしています(苦笑)。自分の医療保険はほかの家族に迷惑が掛からないように考えて加入したからです。

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保険証券とパンフレットをみて気づいたこと

免責4日がついていることは納得済みなので、今回の入院では医療保険は使えないと思っていたのですが、保険証券を見て気になったことがあります。

なんだか特約が付いているのです。「医療保険特約(エクセス型)手術保険金特約」とあります。長い特約名ですが、これって簡単に言うと「手術特約」の可能性が高い!

そこで、証券と一緒に保管していたパンフレットを見直してみました。

私は捨てるのが苦手な性格なので、なんでも取っておいてしまうのです。パンフレットのほかには保険料試算表なども保管しています(苦笑)。

パンフレットは保障の内容がわかりやすく書かれていますよね。

パンフレットを見ると、手術をすると40・20・10万円が受け取れるようです。手術は何度でも、日帰り手術でも対象とあります。

オプションではなく基本ユニットに含まれているようなので、これって今回の入院でも使えそうだと思いませんか?

よ~くパンフレットを読むと、手術保険金は入院保険日額の40倍、20倍、10倍のようです。パンフレットは入院日額10000円だった場合の例でした。

母の保険は入院日額5000円だから、手術保険料は20万円、10万円、5万円となりますね。手術の内容は簡単なものだったから5万円の可能性が高いです。

母の入院の明細書にも手術料が記載されています。

5万円もらえるのならば、診断書を作成してもらう費用を考えてもプラスです。早速問い合わせをしなければ!

追記:問い合わせをしました!結果、ダメでした。神経を切除するほどの手術内容でないと給付対象にはならないそうです。手術といっても内容までチェックされるんですね。

まとめ

私の母は大病をしたことがなく、今回の入院が初めて。医療保険の内容について見直す機会となりました。保険証券をよく見ることも大切ですし、パンフレットを保管しておいたのも「よくやった!私」と過去の自分をほめたい気分です。

家族に入院は初めて経験でしたが、いろいろ予測して準備をしていたので、落ち着いて対応できた点も自分をほめてあげたい!

母の性格はよくわかっていたので、ちょっとしたことでも落ち込んで大騒ぎをすることは想定内。

町医者から総合病院に紹介状を出してもらったのですが、その総合病院は評判が悪いと文句を言い出しまして。何十年も前のうわさや評判に振り回されていて、本当に冷静さに欠けています。

紹介された総合病院はわが家と実家の中間にあって私にとっては便利な病院。病院の評判なんて医者が移動するたびに変わるものだし、うわさなんてあてにならないと説得するのに苦労しまいた(苦笑)。大体、診療する科が違うでしょうに。

さらに、入院費用も払えないほど貯金がなくてギリギリ生活であるというのも想定内。母から3万円ちょっとぐらいかかるといわれたと泣き言のような電話をもらいまして。

はっきりと言われたわけではありませんが、お金がないから何とかしてほしいということだろうなと察しました(苦笑)。

念のため、母に5万円ほど渡しておこうと思ったのですが、それでは母を甘やかしてしまいます。退院の日に付き添って、私が直接支払いをしたので、37820円ピッタリの支出です。

入院する前の通院でも10000円ほど掛かっていると愚痴を言っていましたが、それは聞かなかったことにしています。時間をおいてから、お小遣いとして1万円をあげたほうが効果的でしょう。少しは貯金をしていなかったことを反省してもらわなければ。

母の医療保険は止めてしまおうかと何度も思ったことがあります。親のことよりも自分や子供たちの生活を優先したくなるものですからね。

たった37820円の入院代も支払えない母のことを考えると、医療保険に入っているだけで安心できる自分がいます。母には元気でいてもらいたいので、医療保険のもとを取りたいとは思っていませんし。

免責4日も自分で納得していたし、今回の入院費も自分のへそくりで何とかなったのでよしとしましょう。

母の医療保険の保険料は何とか自分のへそくりで支払えています。何とか続けてこれたこと自体に感謝したい気持ちです。

今回の入院で、母の医療保険が続けられるような、お金にも気持ちにも余裕のある暮らしが送れればいいなと感じました。

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