私がパートをしていた期間は約1年。1人目の子供が1~2才にかけての時期です。
仕事をしてお金がほしいのは、将来の子供のためや家族のためだったりもする。自分も実は楽しかったり。
また風邪をひいたの~って子供に思ってしまう自分もいれば、風邪をもらう託児所に預けてごめんね・・・と思う自分。日々、いろんな葛藤がありました。
たかだか、週4日の5時間勤務で何言ってるんだ!って思うのですが、たかがパート、されどパート。「子持ち主婦が働くにはいろんなシガラミがありますね」しみじみ感じます。
子育てと家事の負担は乗り越えられる!
実際に働いてみて、子育てや家事の負担に関しては、自分のがんばりや工夫によって何とかなることを実感。
私は子供が産まれる直前まで正社員として働いていたので、この家事に対してはチョッと自信がありました。
何の自信か?って言えば、手抜きの自信です(笑)。
それでも、最初の1ヶ月は本当に大変でした。でも、人間って慣れるもんですね。そのうち、スムーズにできるようになります。もちろん手抜きですけど。
予想はしていたし、期待もしていなかったけど、夫はまったく家事を手伝ってくれません。やる気もないし、妻が疲れていてもかわいそうだとも思わないみたいです(涙)。
できればね、これを機会にゴミだしだけでもやってもらいたいと思っていたの。でも、ダメでした。どうせ、車で出勤するのだから、その途中で寄ればいいだろ!ですって。
結局、夫が家事を手伝うかどうかって、妻が仕事をしているかどうかではなくて、その夫のやる気というか資質次第ですね。
要するにやさしくないのよ。思いやりがないの。
チョッと愚痴を言ってみました。
パート勤めの障害はじつは夫でした
パートをしてみて一番の問題は夫の態度でした。子供よりやっかいです。
深夜のファミレス(週3)、昼間のパート(週4)をはじめて、私は育児と家事で忙しい毎日。とても疲れていたし、旦那さまに対して「少しぐらい手伝ってよ」って心の中で思っていました。
おそらく、私の旦那さまへの不満は、態度に表れていたのだと思います。旦那さまは、不機嫌な様子です。私も何となく気づいていたのですが、家事をこなすので精一杯で、夫にかまっている余裕はありませんでした。
深夜パートを終えてから、洗濯物を干して、やっと就寝したりして。私が一生懸命やっていれば、夫も分かってくれるはずって勝手に思っていたのです。
でもね、それは大きな間違いでした。
夫の態度はますます不機嫌になり、意地悪になりました。
まず、深夜パートがあって、翌日も昼間のパート。私の睡眠時間が短いと分かっている日に、お弁当を作ってほしいと頼まれました。
一ヶ月以上お弁当を頼んでこなかったのに、なんでこんな日に~って思いましたよ。仕事の段取りの都合だと思ったので、早起きしてお弁当を作りました。
睡眠時間は5時間取れるところが、4時間に減ってしまいました。夫は子供と一緒に夜9時には寝ていたので、8時間以上たっぷり寝ていたときにですよ!(怒)
そんなことが、何回か続き、他にも色々あって、「これってわざとだな」と私は気づきました。意地悪をされているって分かったのです。そして、些細な事がきっかけで、夫婦バトルが勃発です。
夫に売られたケンカを、見事に私は買ってしまったのです。ワナにはめられた~って感じだわ。
夫の本音は?
夫の言い分はこう。私が夫にあてつけているかのように、忙しくしているのが気に入らない。金・金・金・・・とうるさい。金の亡者(もうじゃ)となんか暮らしたくない・・・etc。
私にとっては傷つく内容ばかりでした。
私がパートを始めたのは、お金を稼ぎたかったのもありますが、夫の浪費をやめさせたいという「夫育て」も目的の一つでした。
私の予想だと、妻がパートをすれば、わが家のお金の危機を夫が理解して、浪費をやめてくれるはずでした。でも、夫はそんな私の態度をあてつけがましいと感じ、私に攻撃をしてきたのです。
見事に、夫育ては失敗でした。私の完敗です。
妻が働くことに抵抗がある男性もいるらしい
そして、私は夫の不機嫌の原因がもう一つあることに気づいたのです。そのことは、10歳年上の従兄弟のお姉さんが教えてくれました。
従兄弟は結婚して10年間、働くことをご主人に許してもらえなかったそうです。「10年も家に閉じ込められていた」と従兄弟は表現しました。
子育てが落ち着いたので、何とか説得してパートをはじめたそうですが、ちょっと帰りが遅くなるだけで、パート先に何度も電話をかけてきたそうです。
そして、家事をおろそかにしたり、疲れた態度を見せたりすると、ご主人はとても不機嫌になるので、従兄弟はとても気を使いながら、パートをしているんだそうな。
従兄弟の場合、ご主人は高給取りなので、パート代がなくても暮らしていけるのですが、どうしても外で働きたいみたいなのよね~。
従兄弟によると、男は女が外で働くことにやきもちを焼くのだそうです。だから、外に出さずに、家の中に閉じ込めておこうとするだと・・・
従兄弟とこの話をしたとき、私はうちの場合は違うと思っていました。わが家では、子供が生まれる前は共働きをしていたし、妻が外で働くことに、抵抗があるようには思えなかったのです。
でも、夫婦バトルからしばらくして、冷静に考えられるようになってくると、従兄弟の言葉が納得できるというか、私が働くことに、夫はやきもちというか嫉妬している気が・・・。
うちの旦那さまは色々とお世話をしてあげると喜ぶタイプです。私が働き始めたことによって、自分に対する注目が薄れたり、あまりかまってもらえなくなったのが、気に入らないのでしょうね。平たく言えば。
まあ、本質はもっと深いところにあると思うし、うまく表現できないのですが・・・。こういう、人間の複雑な心を、上手く表現できる文才が私にはありません。
こんなんで、伝わったかしら?心配だわ。つまり、妻が思っている以上に、男心は複雑みたいなのですよ。
家事と育児で大変なのに、その上夫のご機嫌を伺いながら働くなんて、やってられないわ。これが本音です。
夫を操縦するのが妻の務めっていうけれど、私は夫を操縦するっていうのは、ほめたりおだてたりすることだと思っていました。
でも、この言葉はもっと奥が深いですね。
男のプライドも上手く操縦するってことですよ。いや~、私にはまだそれだけの技量はありません。私がパートを始めたことによって、夫の中のドロドロした部分を垣間見てしまいました。子育てよりも、家事よりも、ずっと面倒なことです。
「夫育て」をしようとしていたなんて、自分が思いあがっていなぁと反省しました。今までは自分ががんばれば必ず結果はついてくるって思ってきました。
でも、一人でできることならともかく、夫に関することになると、私の予定通りに進んだためしがありません。
結婚することによって、こんなにも他人と価値観を戦わせることになるとは思いもしませんでした。大人になってからこんなにケンカをすることになるとも思っていなかったし(苦笑)。
このパートをしていた約1年は嫁姑問題も重なり、本当に辛い時期でした。私の暗黒時代です。
でも、夫の本音を知ることができた貴重な経験だったと思っています(思うことにします・・・)。